2021-01-01から1年間の記事一覧

改憲をやるやる詐欺とあおり立て

総選挙で議席を増やした維新の、憲法への姿勢が危ない。自民党に対して、改憲をやるやると言うだけで、実行しない「やるやる詐欺」と「批判」している。国民が望んでもいない改憲をやれと、自民党を叱咤激励しているのだから、維新は紛れもない自民党の応援…

政権を利する不公正な報道の氾濫が日本を滅ぼす

総選挙の結果、岸田政権が存続した。安倍・菅政権よりソフトなイメージで、よりあくどいことをしれっとやりそうだ。自公より右で新自由主義徹底派の維新が、「野党」の仮面をかぶったニュー与党として、憲法改悪まで実現すると言っている。 なぜこんなひどい…

財界という本丸に決して向かわない維新の矛先

総選挙で維新が自公批判票をかっさらって伸張した。安倍・菅政権の補完勢力として悪法成立に賛成し憲法改悪をけしかけたりしてきたのに、総選挙で急に野党面して、改革が不徹底だとして自公批判を展開しているように巧妙に見せた。実際は野党共闘が機能しな…

与党と維新が野党共闘を攻撃する理由

相変わらず、政権与党と維新からの激しい野党共闘攻撃が続いている。共闘をした側がその経緯を振り返り、長短を反省し、改善を図っていくのは当然だが、自公と維新が「共闘失敗」「共闘やめろ」と口をそろえて言うのは不思議でならない。なぜなら、共闘が失…

野党共闘は、駒落ち将棋の心構えで

野党共闘への否定的評価による攻撃がすさまじい。野党が一本化した選挙区で、自民党の閣僚経験者や大物が落選したのだから、すごい効果があったということだ。しかし、立憲民主党が改選議席を減らしたことで動揺していることを幸いと、否定的評価をこれでも…

猛烈な野党共闘攻撃は、共闘の効果があった証拠

総選挙が終わった。やはり、1ヶ月に及ぶ洪水のような自民党総裁選挙報道の効果が現れ、議席を減らしたとはいえ自民党が単独過半数を維持した。総裁選に比較して、野党4党と市民連合との政策合意の内容報道は、刺身のつま程度だったし、各党の主張や総選挙…

維新の「身を切る改革」とは非正規雇用を維持拡大する隠れ蓑

選挙戦で維新が「身を切る改革」を得意げに叫んでいる。曰く、「大阪では議員や首長、公務員の報酬やボーナスを、また議員や公務員を削減して財源を生み出した」と。 しかし、これが住民に本当に求められている改革なのだろうか。派遣労働が解禁されて以降、…

反共は野党共闘破壊の毒矢

総選挙が始まった。野党共闘が成立し、与野党の対決構図が大多数の小選挙区で作られた。前回までは少数野党が分裂していたので、自公の圧勝を許した。その結果、政治は極端に劣化し、多数議席にあぐらをかいた、デタラメな政治の私物化が極まった。これを変…

総選挙に行こう

本日、衆議院が解散され10月31日投開票の総選挙が行われる。待ちに待った総選挙だ。首相は岸田さんに交代したが、実質は安倍・菅政権の9年間の総決算だ。特定秘密保護法に始まり、違憲の安保法制、共謀罪、2度の消費税増税、森友・加計学園問題、桜を…

維新は新自由主義の権化

10月12日、衆議院での日本維新の会の代表質問を聞いた。貧困と格差を広げ、成長できない日本にしてしまった新自由主義を、もっと推進せよと岸田新首相に迫る内容で、やはりというか、自公の補完勢力としての面目躍如、右寄り政策促進のあきれるものだっ…

財務事務次官の「ばらまき合戦」説に違和感

麻生前財務相の了承も得てあるとして、現職の財務事務次官が文藝春秋誌に、各党の政策論争を「ばらまき合戦」と批判する文を載せた。表面的にはそう言えるように見えるが、政権の無為無策でコロナ禍が国民生活を疲弊させている今、批判すべきはそこではない…

テレビドラマ 水戸黄門が好き

西村晃が主演するテレビドラマ『水戸黄門』の再放送を毎日楽しんでいる。映画『寅さん』と同じく、毎回、悪役が黄門と助さん格さんらにギャフンと言わされて終わるのだが、その悪役の描き方が現代にも通じる風刺となっている。悪代官や奉行がその権力を悪用…

野党の団結を妨害する連合新会長は、安倍政治の存続を望むのか?

連合の新会長が、共産の閣外協力もあり得ないと発言したそうだ。市民連合と4野党の政策合意の範囲内で、という限定付きで立憲民主党と共産党が政権協力をするといっているのに、だめだという。そもそも、政党間の合意に連合という労働組合が口出ししてくる…

野党は候補の一本化を急ごう

10月4日、安倍・菅政権をそのまま受け継いだ岸田文雄内閣が誕生した。8日の所信表明演説と13日までの代表質問だけで国会は終わらせ、14日に解散、19日公示、31日投開票の予定だそうだ。 憲法に基づく野党の臨時国会召集要求を拒否し続け、自党の…

野党の政権協力合意を祝す

9月30日、立憲民主党の枝野幸男代表と共産党の志位和夫委員長が政権協力で合意した。次の衆議院総選挙で新政権ができた場合、共産党は、市民連合と合意した政策を実現する範囲での限定的な閣外からの協力をするというものだ。ようやくというか、やっとと…

野党は政権合意を急げ

自民党総裁選で岸田文雄氏が当選した。多少の目先は変化させるだろうが、大筋において安倍・菅政権を継承することは間違いない。安倍政権では外相を務め、違憲の安保法制を強行した。 10月4日に臨時国会が開かれ、菅首相退陣後の首班指名選挙が行われる。…

緊急より医療崩壊宣言が減らした感染者

ここに来て、感染者が急減した。感染しても原則自宅放置とされ無念の死を迎える犠牲者が多数出ているという報道が、明日は我が身ということで人々の行動変容を生み出したからだと私は考えている。緊急事態宣言より医療崩壊宣言が効いたということだ。 医療崩…

御用報道が日本を滅ぼす

相変わらず自民党総裁選挙報道が洪水のようにあふれている。衆議院議員の任期満了まで1ヶ月、ということは衆議院総選挙がまもなくということだ。その時期に、自民党ばかりテレビや新聞で露出させるとは、偏向そのものではないか。中立公正、不偏不党の立場…

これでいいのか 五輪の次は自民党総裁選報道の洪水 

自民党総裁選が昨日告示された。菅首相の退陣表明以降、マスコミは誰が立候補するのか、どんな人物なのか、表面的な報道に終始している。ゴールデンタイムに無批判に生出演させて、言いたい放題を許している。衆議院選挙を目前に、自民党ばかり露出させて、…

政権交代で国民の命を大切にする政治を取り戻そう

案の定、自民党総裁選の報道が過熱している。しかし、立候補の経緯や誰が有利か、といったことに終始しており、肝心の国民の知りたいことに応えた報道になっていない。9年にわたる安倍・菅政権のやってきたことに対して、どのようなスタンスをとってきたの…

皮相な自民党総裁候補報道はヤメテください

菅首相の退陣表明を受けて、自民党総裁選に多数立候補する模様だ。誰が次期総裁になるにせよ、衆議院の総選挙も予定されており、9年にもわたる安倍・菅政権による政治運営の真剣な総括が必要だ。そうでないと、コロナ対策の失敗の繰り返しになるし、何より…

『東洋日の出新聞 鈴木天眼 アジア主義もう一つの軌跡』を読んで

高橋信雄著『東洋日の出新聞 鈴木天眼 アジア主義もう一つの軌跡』長崎新聞社刊(2019年10月10日発行)をようやく読み終えた。 本の帯に以下のように簡潔に紹介してある。 「明治後期から大正の長崎に、平和を訴え、政治の腐敗を憎み、自由と人権を守って一…

臨時国会開催拒否は憲法違反

野党が憲法の規定に基づき臨時国会開催要求を出して1ヶ月以上経過した。要求から何日以内に開催せよとは憲法に書かれていないが、政府与党は拒否する意向との報道があった。これはおかしい。明らかに憲法違反だ。与党が多数を握っているからといって、最高…

臨時の医療施設を早く作ろう

政府の後手後手かつ無策が感染爆発を許し、感染者で重症者以外は原則「自宅療養」という名の棄民政策が強行されている。医療崩壊の現在、臨時の医療施設を作り、感染者を軽症のうちに医療につなぎ、効率的に治療してもらうことが急務だ。武漢でコロナが急拡…

パラリンピックも児童の観戦も中止してください

新型コロナ感染爆発で、感染しても医療機関に診てもらえず自宅待機者が急増している。入院させてもらえない妊婦が早産し、手当がされず赤ちゃんが亡くなるという悲劇も起きた。こんな医療崩壊状態でも、パラリンピックを強行しようとしている政府・都などは…

自宅「療養」というゴマカシ

新規陽性者が連日1万5千人を超えるコロナ感染爆発で、医療崩壊の状況だ。保健所に電話してもつながらず、医療に接続できない人々が大量に生まれている。マスコミは、簡単に自宅療養が増加していると報道しているが、本当に療養となっているのだろうか。広…

洪水のような五輪報道がようやく終わった

洪水のような五輪報道がようやく終わった。特にテレビのNHKはひどかった。コロナ感染拡大で、それにどう対応すべきか、多くの国民が関心を持ち心配しているのに、アリバイ程度に報道するだけで、五輪一色だった。視聴者から受信料を払ってもらっているのに、…

コロナより怖い政治の無為無策

緊急事態宣言下のオリンピック開催強行は、太平洋戦争末期、本土決戦・一億玉砕を叫んだ旧日本軍を彷彿とさせる暴挙で、政府の行為によって起きたパンデミックとして、人々が決して忘れてはいけないことだ。 感染症防止には、3つの方法を組み合わせなくては…

修学旅行の実施可否は、市長や知事が指示することではありません

大阪市長や知事が、コロナ感染拡大防止のための緊急事態宣言下でも、大阪市立学校・府立学校の修学旅行を実施すると明言している。教育に関する法律を知らないのか、と驚いた。公立学校の教育は、政治的中立性を確保する必要から、教育委員会の指導・助言の…

重症者しか入院できないなんて医療崩壊そのもの

東京では新型コロナの新規感染者が5000人を超え、感染爆発ともいうべき状況です。政府は入院対象を重症者に限定する方針を打ち出しましたが、ひどすぎます。中等症でも肺炎を起こしていたりして苦しいのに。瀕死の状態でしか入院対象にならないなんて、ひど…