なぜ川重の自動検査機を使ってPCR検査を増やさないのか疑問

 1月中旬からオミクロン株の感染爆発が止まらない。検査も追いつかないと医療現場から悲鳴が聞こえてくる。デルタ株のように重症化する割合は低いが、基礎疾患を持つ人が感染して、その基礎疾患が重症化して亡くなる人が多くなってきた。感染が落ち着いていた時期に、3回目のワクチン接種と検査能力の拡充をしてこなかった、政府の怠慢のつけが、また医療現場と国民に押しつけられている。

 検査能力の問題は、以前毎日新聞が、川崎重工業が開発したロボットを使った自動検査機を紹介していた。1機で2500人分の検体を短時間で自動処理できる優れもの。外国がたくさん購入してくれているのに、肝心の日本では余り購入されていないようだ。ほんと、不思議。検体採取は人力でやらざるを得なくても、採取後はロボットがしてくれるのだから、これを使わない手はないはず。コンテナに載せてトレーラーで運搬も簡単だそうな。無症状感染者がウィルスを拡散させているのがコロナの特徴だから、無症状感染者を発見、保護、隔離するための検査の拡充が感染症対策の基本のキ。

 こんな科学的なことも無視するかのように、すでにある検査機器も使わないなんて、国民の命を軽んじていることは明らか。こんな政府にいつまで政権運営をまかせるのでしょう。いい加減にしてほしいです。